DHA・EPAサプリはトランス脂肪酸に要注意?

トランス脂肪酸はマーガリンやファットスプレッドなど、植物油を人工的に加工した食品に多く含まれています。悪玉コレステロール値の上昇に深い関係があり、肥満率が高い国では特に問題視されている成分の一つです。日本では表示義務がないものの、成分として表示する義務を課している国も存在します。

DHA・EPAの酸化には要注意

注意したいのは、DHAやEPAも酸化することでトランス脂肪酸に替わってしまう恐れがあることです。少量のトランス脂肪酸であれば健康への影響は軽微です。しかし、日常的に摂取して健康増進を目指す場合は鮮度の高いDHAやEPAを摂ることが大切になるのです。

DHAやEPAは魚に多く含まれる成分です。DHAやEPAを効率的に摂取するのであれば、新鮮な魚を食べるのが近道です。また、一部の植物油に含まれるリノール酸からも生み出すことができますが、油も新鮮なうちに使うのが大切です。時間を置いてしまうと酸化リスクが増える可能性があります。

サプリメントでDHAやEPAを摂取する場合は、一緒に含まれている成分をチェックするのも方法です。これは酸化防止のためにビタミンEなどが含まれていることが多いからです。値段の安さで比較するのではなく、原材料や品質を含めて入念にチェックするのがおすすめです。

トランス脂肪酸の上限摂取量について

DHA・EPAサプリ製造時に高温処理を加えることでもトランス脂肪酸が発生します。またトランス脂肪酸は普段摂取している油やマーガリンなどにも含まれているため絶対に摂取してはいけないというわけではありません。トランス脂肪酸には1日の上限摂取量が決まっています。

トランス脂肪酸の一日摂取量の上限の目安は、一日のエネルギー摂取量の1%未満とされています。これはおおよそ約2g前後になる計算です。実際にDHA・EPAサプリのメーカーに問い合わせたところ、サプリに含まれるトランス脂肪酸の量は0.5〜2.0mg程度とごく微量でした(1日上限の1000分の1未満)。

トランス脂肪酸について気になる場合は、以下のサイトも読んでみてください。

すぐにわかるトランス脂肪酸(農林水産省)

トランス脂肪酸に関するQ&A(厚生労働省)